防水事業

防水工法

屋上防水工法

塗膜防水工法
吹付、ローラー塗布等で防水層を形成させる工法で以下の利点を有します。
・シームレスに仕上がり見た目が美しい。
・複雑な形状、狭くて施工が難しい部位や小面積の施工に適しています。
但し性能の発揮、出来栄えが現場作業員の力量(技能・経験・判断力)に負うところ大となり、施工管理が重要となります。材質としては硬化反応により強靭な塗膜を形成するウレタン系、水系で耐候性、ひび割れ追従性抜群のアクリルゴム系、更にガラス繊維シートを塗膜中にサンドイッチすることにより耐久性を図ったFRP防水等が有ります。
シート防水工法
シート防水工法は、品質管理の確立した専門メーカーの工場で生産されており、均一で軽量な防水層を提供できます。加えて以下の様な利点も有します。
・耐久性、伸縮性に優れ建物の動きに対し長期に亘り追従致します。
・現場で成膜に要する時間が不要で、気候の影響が少なく施工性が良い。
しかし建物の形状に合わせ、現場において接合作業が必要になります。従って接合部の確実性が絶対条件となります。その確保を前提として、使用環境に合った材質、厚みを選択することになります。
シートの材質としては、機械的固定工法の開発により施工性が改善された塩化ビニル系が主体ですが、伸縮性に富んだ加硫ゴム系も過去の実績が評価され安定した需要が有ります。
アスファルト防水
最も歴史が古く、他の工法に比べ防水層が格段に厚く、水密性に優れていることで信頼性の高い防水工法です。
 現場においてアスファルトを高温で溶かすことの危険性、煙と強い臭気の発生が難点です。
 改質アスファルト防水は、改質アスファルトを両面にコーティングしたシートを、トーチバーナーで溶着施工することにより防水層を形成する工法です。
・熱工法に比べて施工時の臭気や煙がも少なく、熟練技能を必要とせず高い防
水効果が得られます。

 

外壁防水工法

当社は40年以上前から外壁防水の重要性に着目し、建設業界における外壁防水工法の普及に貢献してまいりました。
庇が小さく、背の高い建物の外壁は風速5m/秒の風により屋上と同等の雨量を受けます。
0.1㎜前後のひび割れからも雨水はコンクリートの内部に浸入します。コンクリートの内部に雨水の浸入を許すと、酸性雨等の影響でコンクリートのアルカリ性(内部の鉄筋の錆び発生を抑制する働きがある)が中和されます。
中性化したコンクリートはひび割れからの水と酸素の供給によって鉄筋に錆びの発生を許します。鉄は錆びると最大4倍に膨張しコンクリートを破壊します。
経年による劣化が進行し始めた外壁(コンクリート打放し、モルタル塗り、ALCパネル、既設塗膜・塗料下地)は、アクリルゴム・外壁防水工法「アロンウオール」で生まれ変わることができ、建物の長寿命化が図れます。

【アロンウォール工法で長期ノーメンテナンスを実現した施工例】

【タイル貼り仕上げ外壁の維持・修繕工法】

 タイル張り仕上げの外壁も決してメンテ
 ナンスフリーではありません。目地から 
 侵入する 雨水が、経年劣化(中性化、
 ひび割れ、浮き、白華分の流下)の原因
 となります。タイル貼り外壁の維持・
 修繕工法「クリアウオール」は新築時
 の風合いを損なうことなく、長期に亘り
 建物を保護します。

                          県立医科大学看護学部 図書館